離婚する際に何らかの理由で慰謝料を請求する場合、場合によっては裁判を起こすことが出来ます。慰謝料を支払うことが決まった場合、強制的に資産を差し押さえられるなどのメリットがある反面、自分にも大きな負担がかかるなどの注意点もあります。そこで、慰謝料請求による裁判のメリットや注意点を説明します。

慰謝料請求の裁判を起こすことのメリット!

慰謝料請求の裁判を起こす前に相手に慰謝料を請求することも出来ますが、もし支払いに応じなかった場合に裁判を起こすことが出来ます。
相手が示談や交渉に応じてくれるなら裁判の必要はありませんが、もし裁判となった場合、結果に納得がいかなくても慰謝料の支払いを命じることが出来るのが大きなメリットとして挙げられます。支払いを命じられたにもかかわらず慰謝料を支払わない場合には相手の資産を差し押さえることが出来る為、どちらにしても自分に慰謝料が支払われる仕組みになっています。
ただし、慰謝料を請求するにはそれだけの理由を客観的な視点で証明出来なければなりません。相手を訴える前に出来る限り証拠を集める必要性があります。

慰謝料請求の裁判を起こす時の注意点!

慰謝料請求に限らずどんな内容の裁判でも相手に与えるプレッシャーは相当なものになります。しかし、それは自分も同じで、様々な負担を背負うことになるので注意しなければなりません。
裁判には自分に有利になるように慰謝料弁護士を雇うことになるので、裁判を行っている最中は弁護士費用を支払うことになります。また、どのような結果になるかは裁判が終わるまで分からず、無事に慰謝料を支払ってくれるかどうかも不透明なので、出来る限り事前に慰謝料請求に詳しい慰謝料弁護士を雇う必要があります。経験が豊富な慰謝料弁護士なら慰謝料を請求する裁判においてどれくらい慰謝料を請求出来るか、裁判を起こした方が良いのかなどある程度の見通しが立てられるので安心出来ます。

判決が出るのは珍しい。

慰謝料に関する裁判は基本的に判決が出るまで争うことは少なく、和解案が提示されて解決に至るケースがほとんどです。
裁判はお互いに負担がかかるものなので、判決が出るまで争っていると双方の負担は大きくなり得ます。裁判の途中で裁判官から和解案が提示された場合、それに納得すれば無事に裁判は終了となります。自分にとっては相手が許せないかもしれませんが、今後のことを考えて早めに和解に持ちこんだ方が良い場合もあります。後悔しない為にも、本当に自分が納得出来る結果まで争った方が良いかもしれません。
ただし、証拠を集める際に出来る限り集めておかないと確実に勝てると思った裁判が負ける可能性もあります。油断せずに可能な限り証拠を揃えておきましょう。